三麻の日記

お母さんの毎日

樽なの壊さないでに学ぶ

どうも、税です。
先日の「検討求む」の記事のおかげか
この先書かせていただくサンプリング案を沢山頂き
本当にありがたい次第です。

今回は「九段で地獄を必ず引く男」で有名な樽なの壊さないで(通称タルコワさん)にスポットをあてていたきたいと思います。

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樽なの壊さないで 最高九段R2393
三鳳約2000戦 安定8.076
直近1000戦 安定7.875
1>2>3 やや守備寄りのバランス型
樽なの壊さないでさんとは、一度新宿でお手を合わせをしていただいた事もあり
落ち着いた雰囲気の人柄で
トーク力の安定段位は直近2000戦で10.8、Rも2386と、凄まじい安定感だ。
中でも親リーがかかったとき
「凌ぎの樽(園)」などと宣った瞬間に一枚切れのチートイ東に一発で刺さってしまい24000
次局もダマのチートイ中にささってしまい12000
という完璧なスター性を持ち合わせている。
三只眼ガイドブックによると、三麻界隈では
zkurtさんやmj@あさぴんさんなどと濃密な関係にある。羨ましい。zkurtさんといつでも連絡取れる時点で卑猥だと思いませんか?本当に卑猥ですよね。夜は二人で鍋とかすることもあるわけですよね?クッソオオオオオオオオオ!!
雀風は、私が思うに守備+ダマケア仕掛けケアがずば抜けている
そんな印象があったが果たしてその真意は如何に…
ではでは、
実践の!世界に!落ちろよおおおおおおおオオオオオオオッッッッッッッ………………壊さないで!!!

☆連風牌の扱い方、考え方
まず最初に見ていて思ったのがこれ。
筆者である私と樽さんの扱いが大きく違うなと感じた部分だ。
これはあくまでも私の考えであるが

ダブトン→配牌時点で自分の手が50点以上であれば基本的に全て初打とする
理由→単純に1順毎に鳴かれる確率があがるため
序盤に処理することで
自分の手を真っ直ぐに伸ばすことが出来る。
仮に鳴かれても、鳴いた側も一巡目ということもあり形の整っていない状態からの仕掛けが多い。
それを受けた子供二人が、一巡目にして手を降りることはほとんどない
速度さえ間に合ってしまえばリーチや仕掛けで対応出来ることもままある。
保留をすることで
親のダブトンの仕掛けを遅らせることはできるが
途中で伐りづらくなってしまい
鳴かれる事をケアしだすと当然、手組に影響がでる。

ダブナン→配牌時点で自分の手が50点以上であれば基本的に全て初打とするが
点数状況的に南家の局参加が自分に有利に動くのであれば手なりの中で最後に切る
理由→ほとんどダブトンと同じだが
大きく違うのは恩恵を受けるのが「子供」だということ。
これだけでも大きく扱いが変わってくると考えているので実践を見ながら説明できればと思う。


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パット見手なりで平和ドラ1が見え、点数的に特に意識するものもなく迷い無き方針に準ずる事が出来る。
この手牌ならば仕掛けが入っても現状は十分に戦えると見る


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北北+これまた手なりで平和手。
南は次に数牌を引くとほとんどのパターンで出てきそうか
それならば一巡でも早く処理することで瞬間の重なりを殺すことができる
又、同様に鳴かれてもこの手であれば現状は戦える。


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これまた同じく横に手なりの平和手。
初手を1mとし極力パッと見微妙な手からは安易に鳴かせない方針か
数牌を除く準不要な余剰牌が多く残っており
次に数牌が入ってもしばらくは字牌が並ぶことになりそうだ。
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最終的に、切り離したのは合わせ打ちでの処理とした。弱い手からは様子見から入ることも重要というケースにやや該当するような手格好だ


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だぶ南はここで切り離し
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東はここでも切らずに
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ここで東とした
この点数状況こそ正に「南家に鳴かれてほしいパターン」だ。
南家がダブナンをキャッチすることでのメリット
Ⅰ.その後南家が北抜き手出し数牌が程よく入ることで
満貫クラスを打ち込むとオーラスぐだりそうな東家は手牌によっては全押しとは行けなくなる
その結果撤退せざるを得ない状況になることもある。
Ⅱ.上記の側面として、南家の手がそこそこに進んでいそうにも関わらず親がビシッときてる場合は「行く理由が手格好にある」という裏付けとなり
来てるのか、やや退いてるのかがぼんやりと見える。
索敵の反射、とでも言うのだろうか。


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白から切り→次の数牌が入った段階で南をリリースとした
この点数状況の場合で、白と南だけをみたとき
どこに何を鳴かれるのが一番嫌なのか?
といえば
競ってる南家に南を仕掛けられるのが一番面倒であると私は考える。
確かに自分の手が早そうなのは間違いない、だからこそこんな序盤の一枚でも意味を込めて選択をしたい。


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四種類ある中から樽さんがダブ南の伐りどころを選んだのは
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三番目であった。
スタート時点では自分の手をやや低めに見積もっていたのか
3s2pあたりが入り若干ヤル気が出てきた所。
一段目で手牌が奮わなければ、もう少し後までとっておく感じなのだろうか。

以上を踏まえた中で、樽さんと私の中での字牌の裁き方には大きく違いがあるように思った。
これはリアルで打ったときにも感じたものでもあって
特にダブトンに関しては使う側としても切る側としても、丁寧に扱っていた。(温存率が高い)
意図としては、やはり絞りの意識以外の何
ものでもないだろう。
そういう意味では
私が雑で(鳴かれてから対応する)
樽さんが繊細(鳴かれる事を想定しながら対応する)
なのだろう。
樽さんの牌譜で、初手ダブナンはあっても
初手ダブトンとするケースはほとんどといっていいほどなく
切り処や基準がいくらか確立されているように思う。

統計こそ取っていないが、三只眼ガイドブックによると
ダブトン、ダブナンを仕掛けた家の和了率は普段よりも「高く」なるはずだ。
満貫のリャンシャンテンなら行くけど
のみてのリャンシャンテンなら行かない
みたいなもので
高確率で打点が伴っているのだから押す、あがりきろうとする展開は多い。
それもそのはずで
サンプルを天鳳の四人打ちに限定しても
ダブトン→平均打点約8500
ダブナン→平均打点約5500にのぼるそうだ。
これに北抜きや染手の頻度を考えるとより一層押す理由が明確になってくる。
ダブトンに関して言えば親の加点+連チャンの濃度がぐっと上がり、
子方にとって良い結果になることは少ない。

前述のように、ダブトンとダブナンは別物であり
特に局消化のポイントとなるダブナンの切り処は
自分の中である程度の基準を作っておくと良いだろう。
ちなみに私はというと
ダブナンアシストは早すぎても遅すぎてもダメという事から
もし手牌の進行に無理がなく切り処を選べるのなら
南家の捨て牌の字牌整理終了→数牌2~8が一枚以上出たら出す
こんなタイミングでいつも考えている。
1~3巡目で鳴いても、やはり形が良くないことが多い。
序盤の4~5順までに、あえて猶予を取り
手牌の厚をつけさせる時間を作ると
そこに意味があると思っているからだ。

もしあなたが、絞りも何も無意識で切ってるとするのなら
そんな部分こそ考えてみては如何だろうか。
頻発に遭遇する事ゆえ
何が正解不正解は別として
風牌並びに役牌における自身の考えというものは絶対に持っていた方がいいと思う。

☆各種実践
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良いところが入りテンパイしたところ。
待ちが良いだけにリーチといきそうだが、ダマテンとしたがどうか?
これは、模範的なダマだと私は思う。
まず第一に打点
ダマで6400、下手したらつもるよりも打点が高く
リーチによる打点上昇は一番効率が悪い
第二に和了率だ。
親の仕掛けがあるかないかで、今回の見極めもいくらか変わってくる。
もし親が仕掛けてなかったら…?
待ちの強さからリーチをしても然程損はしないだろう
ただ今回の場合は…?
ダブトン+ターツ選択の入ってる親+子供の北1リーチの実質二件を受けると
西家としては降りざる得ない状況になってしまう。
親のこの仕掛けに対してだけならば
1pも1sも西家のポロリに期待はできる
リーチを打つとそうはいかなくなる事が多い。

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一段目打点上昇良の三面待ちだからと
リーチをかける人もいるだろう
しかし樽さんはダマとした。
ダマの理由は自分なりに意図を察すると
ポイントは2つ
①点数状況
②南家の河

①に関していえば、ここで2000点をあがるだけで、ライバルのオーラス条件は羽ツモでは足りなくなる(倍ツモ条件までは無理に求めなくていいと思ってる)
これは非常に大事な部分で、難しい条件を押し付けることで
手作の速度に影響させる事ができる
逆にいうのなら現状の点差が
今回の場合一本場の関係で現状が9700点の差ならリーチを打つことを推奨する。
②南家の満貫以上の仕掛けに対しての対応余地を残す事ができる
元気よくリーチといってドラをポンされて倍満放銃しましたなんて結果もなんらゼロではないのだ。
それがオーラス条件を作るためのリーチでの結果なら納得だが
点数状況を意識の外に置いて招いてしまった結果ならば、改善の余地とされるだろう。
三面待ちだからリーチではなく
2000のあがりでも偉いからダマ。
実践では私もダマにしそうです。

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二択のお話。
①即ポン
②長考ポン
小細工だの通用しないだの大差無いなど、色んな憶測が飛び交うが
大差は大有りだと私は思っている。
何故なら相手が「人間」だからだ。
強い人間ほど、盤面をよく考える
そして「何故○○なのか?」を対局中の短い時間でフル回転させ、より精度の高い答えを導こうとする。
だからだ。相手を評価しているからそのロジックに反した動きを見せること
プラス要素は別としても、それのどこがマイナス要素だといえるのだろう。
何故長考?チートイから対対?染め以降?形悪い?
考えだす要素なんて無限にある。
本当に難しい牌姿でも時間を使うし、簡単な判断でも時間を使う。
しかしそれらは常にそうするっていう訳ではない。時として使うのだ。
毎回のように使うことで「その人そういう人」だという傾向を悟られては何の意味もない。
34567p89s東東南南白白 こんな手だとしても字牌を即ポン98sといけば、出ない家からは出なくなってしまう。
時間を使うことで、悩む形なのかな?という疑念の爪痕だけはしっかりと相手の心理に残す。
数少ない状況に限られてしまうかもしれないが
それが活きることもある。
鉄ポンほど時間を変えてみる、これは鉄リーの判断の時も同じことが言える。

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迂回の白、押しの8pとはせず
東場とはいえど放銃リスクはできるだけ避けている。

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瞬間の12000ドラ単や、ドラくっつき→中切りーちのプランはあまり考慮していない模様。

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順目が早ければ南とする人も多いが、もちもちをケア。ピンソウ縦引きでよもやの南のポンテンに受ける手順も残されている。

この辺は同じ三鳳民でも結構判断が違うんだなぁと感じた部分。
一番上は押し型はリーチ一択だろうし
真ん中は打9pダマとする人もいるだろうし
一番下は南とする人もいる。

一番下に関しては結構手拍子で南とする人が結構いそうに思うが
親辺りに仕掛けが入って無駄に長引くことを重く見ているのだろう。

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加点の欲しい状況で親満シャンテン
しかしながら厳しい牌が2つあり冷静に一歩後退。

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ここで中を切るくらいならばさっき切ってますといわんばかりの降り。ぴたり南中バッタの高打点を静かに沈める。

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先制を取るも場に高く北を含むドラの所在に乏しい。
いつでも退ける状態を作っているが、ある程度はこのまま押す方針だ。28,37の場に高い愚形リーチは
スライドや赤の切り替え不可
カンされたときのサンドバッグパターンは誰しもが経験したことがあるだろう
今回はリーチか否かでわかれそうだが、テンパイしたら何でもリーチというスタンスでは無いことが分かる1枚だ。

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恵まれた手牌、数牌の受け入れが磐石なだけに抜いてもますまずあがれそうだが「満貫のシャンテン」このリアルを大事にした
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このリアルがきっちりと報われる。

そしてこれに近い物を感じたのがこれ
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私は連続形の愚形→二次変化をかなり強く見るタイプなので、こういうときは3sを切る。
一手遅れる35ピンを引いても裏目とはならず、ツモ25sなんかもかなり嬉しく
より押しやすい形で手組をするからだ。
先程の北北と似たような物を感じたのは「リアルなシャンテン数」を追うことで一次のロスを最大限に少なくし
素早く先手を取るという感じだ。
例えるのなら手を「点」で見る感じ
ゆとり世代の私は「点」ではなく「面」として見る事が多い。

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4pと2s。ここで曲げちゃう人もいそうだが
最序盤につき少しだけ変化を見て
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形が出来たらリーチでガツンとぶつけていく。

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鳴いて染めつつのプレッシャーを与えることもできるが
チートイ含みでゆったりと進める方針。
ガチャガチャと鳴いて手を組み上げるというシーンはほとんどない。
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ツモ次第ではホンイツに行きたくなるような手でも
リアルなあがりやすさを取った。
こうするからには、ここからポンすることはなく単騎の選択をしていくだけの手順とする。
上の画像と同じように
仕掛けて仕掛けて手を組むレールを否定していることがよくわかる。


総評
三只眼ガイドブックによると、リーチ判断にはかなり気を使っており
表面だけの先制だけでは曲げたりしない。
相手の捨て牌をマークしながら本当に先手を取れているのは誰か?を伺いながら
形を作って勝負に行くことが多い。
こういう繊細さは字牌の扱い方にも共ずるところがあり
自分の手よりも、常に相手の手も考えながらそれぞれの判断をしているようだ。
字牌の扱いにも気楽にリリースしていくわけではなく
タイミングを図りながら、局所ごとでの切り処を選んでいるようだ。
相手の攻撃アクションへの対応力も高く
まわしてギリギリをわたるよりかはアンパイを並べ

例え一枚でもあまり無理はしない。
一枚切れの字牌や19mすら、手に見あってなければ、無理には粘らない。
全体的にはオーソドックスで
「綺麗な麻雀」という感想。
ダーティーなプレイやラフなプレイ、暴牌等はほとんどなく安定感のある手順がほとんどであった。
愚形追っかけリーチなんかも、あんまり多くなかった。
局参加率も割合少な目に感じ
放銃和了を繰り返すのではなく、無理なく物にできるものは物にして
決定的な放銃は0で一回二回満貫あがってトップ
そんな流れが一番しっくりくるスタイルだ。
稚拙な観点からでしたが、以上を検討とさせていただきました。

近い打ちに九段地獄に終止符が打てますように。
ご協力ありがとうございますした。