三麻の日記

お母さんの毎日

SG二留に学ぶ

こんにちは、税です。
前回に続きまして、今回は個人的に注目しているSG二留又の名を大天使あきにゃんさんを見ていきたいと思います。


SG二留 現九段 最高段位九段R2409
安定段位 3000戦 7.75
直近1000戦 8.24
着順1=2>3 バランス型

先日3000戦を踏破し、昨今の三鳳界隈でも名前を知らない人の方が少ないだろう。
直近1000の安定段位も8オーバー
直近の段位変動も898989と、これまた強敵具合が伺えよう。

それでは、実践の世界へ…落ちろよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッッッッ!!!

①守備編
f:id:zmatome:20171009122333j:plain
チャンス手のリャンシャンテンに微変化のツモ5s
12sを切るのが理想ではあるが、下家の仕掛けと手出し的に相対的にソウズはどれも切り辛い。
こういった3~7の後に1289が出るパターンというのは
基本的に一般手の場合は「ターツは全て揃っている」という裏付けとなる。(空ギリの可能性もあるが)
今回の場合は
45p不要→1p必要→7s不要 尚且つソウズがやや高い分、普段にくらべ12s両方切る際の放銃率はそこそこ高いということになる

f:id:zmatome:20171009123436j:plain中どら
前順通ったとはいえど、字ドラ単騎なんぞ平気であり得る。
中も9sも頑張ってやっと戦えるかどうかという所
f:id:zmatome:20171009123558j:plain
ドラドラの手を受けて同じくドラドラのシャンテン

序盤のワンチャンスとして、押し返し含みでぶつける打1sとする手順とはせずに降りに徹するようだ。
1s押し+9p押し+x牌押しで同じ土俵なのだが、引っ張ってくるxを
52~確定に対して目を瞑って押し続ける事をリスクと見たのだろうか。
f:id:zmatome:20171009123712j:plain
終盤に差し掛かる部分での打9p。
7sを通しても8pが入れば7pも押さなければならず
、そこそこ入ってそうな親の58~にこの順目からの押しは見会わず、うまくソウズ上にくっつけば1m落としで迂回が可能。
順目がもう少し早いか親の河が弱ければ、まだ打7sとするのだろう。
f:id:zmatome:20171009213325p:plain

シャンテンの状態からつかんだ白は当然打てず。
かりに白が入らずに25s引きの打3sも切りきれるかかなり厳しいライン。
赤かドラがだいたい1枚はありそうな12000にはストレートには対抗しない。
f:id:zmatome:20171009123757j:plain
一枚目の12s残しと同じ判断。
今回は染め気配もあり、ポン材絞りも込みで様子見。
下家に満貫が入っていてもおかしくない状況
これだけ点棒があってもここでの下家への放銃で
オーラスを迎えるのは圧倒的にマイナス
下家の点を増やすことで
①オーラス上家の条件に不可がかかり、打点の面で進行がいくらか限定される=速度に影響
②、①の理由に並べて差し込みが効かなくなる(上家まんつも条件など)
それらを踏まえると、満貫、いっても跳万クラス放銃ならむしろ上家に刺さる分にはオーラス有利になるまである。


f:id:zmatome:20171009123845j:plain
さすがにここから真っ直ぐは無理だが
f:id:zmatome:20171009130531j:plain
ここ、ここは若干別れそうかな、と。
筋対子の14pは打てないとして
北0の対親りーに片側ワンチャンスの6s切りの微押しで満貫シャンテンキープ
テンパイ入れば押し返す
というプランを取る人もいるかなと思いました。

f:id:zmatome:20171009131822p:plain
満貫のチャンス手だが
36sの枚数
2枚押し前提
順目
この3ポイント的にも撤退選択。

f:id:zmatome:20171009190755p:plain
こんなポンテンの効く満貫さえもストレートには行かずに一旦保留して
f:id:zmatome:20171009190906p:plain
1枚勝負の限張りテンパイをいれ当分押す予定だったが途中で捕まってしまった。

f:id:zmatome:20171009191211p:plain
テンパイからは基本的に押す選択が多い。

対応面をざっと拝見したところ
①1枚は押すが、2枚押しを強いられた手は押さない事がほとんど、この押し引きはかなり多く見れる(これは濃いフーロに対してもそう)
②逆に1枚押しの手なら、次に引くx牌もそれなりに押す
なんだよx牌引いたら結局2枚目も押すんかいって話に見えるが
2枚を通してその状態にするか
1枚を通してその状態にするか そのプロセスは、どう考えても別物だ。
③粘って筋くらいは通してギリギリ保つ、という感じではなく、見切りをつけてしっかり降りる
「ふわついた中途半端な手の微妙な牌で刺さらない」という印象だ

②攻撃編
f:id:zmatome:20171009191436p:plain
単騎を選べば23pいずれも出ていくことになり得ない牌姿から
テンパイは取らず現物の9s
からの…
f:id:zmatome:20171009191617p:plain
最高の入り目を引っ張ってきて全面戦争。
難しい曲面を最高の結果で切り抜ける

f:id:zmatome:20171009191747p:plain
フリテンリーチも辞さない
①北が見えていない
②ドラが字牌
ということから、仮に押し返されてもいいとこ満貫事故って跳満クラス。
とあれば足止め80%加点20%の意味合いを込めてリーチといった所か。結果的に二件は手を崩し一人テンパイで流れた。

f:id:zmatome:20171009192102p:plain
放銃すればかなりラスに近づく局面
二件の河には現物のばらつきがそこそこあり
困った三軒目が中を落とす可能性も少なからずある。
しかし二件リーチ故、一巡あたりに出るアンパイの開拓数は通常よりも増すため
ここ1、2順でこぼれなければその線は厳しくなる。

f:id:zmatome:20171009192454p:plain
後手を引くも52~と打点は文句なし
山には後1枚くらいしか無さそうには見えるが、北0ドラ0赤あって1と
返り討ちに合っても東場につき決定的放銃までにはパッと見ならなそうだ。
むしろここでの和了逃しは相当痛い。

f:id:zmatome:20171009192915p:plain
ちなみに東発は謎展開だった模様

f:id:zmatome:20171009193027p:plain
南2、放銃が結果に直接影響する局面で
そこそこ満貫もありそうな親りーに1枚勝負でぶつけにいく。ここをダマで乗り切ってもオーラスも厳しくなるなら
ラスのリスクも括って打点を作る

f:id:zmatome:20171009193112p:plain
終盤で1枚頑張るが七対にささってしまう。
後終盤でも曲げにいくというのは結構特徴なのかもしれない

f:id:zmatome:20171009193846p:plain
これなんかもそうだ。
自分のリーチにツモの残り数や順目はあまり深く注文はしない模様。

f:id:zmatome:20171009194156p:plain
条件があるので
対直意外全てが困るテンパイは取らずに
f:id:zmatome:20171009194310p:plain
絶好を引き込みまさかの9s単騎…には受けずに
低め意外ツモで条件クリアを作りこれをきっちりツモりきる。太い。

f:id:zmatome:20171009200551p:plain
2000or3900の手から3900~確定にうけるが
f:id:zmatome:20171009200623p:plain
ろくな牌を引けずにずるずると長引き最終的に下家の満貫ツモで終わる。
9p1枚すらフリテンが痛く、手が短い分
見た目以上にましな手替わりに乏しいか。

f:id:zmatome:20171009201020p:plain
見せてるドラ4につき、ここからでも仕掛けて一気にプレッシャーをかける。
二件が5800,8000確定のフーロ手なので、南家はこの時点でかなり進めにくくなるだろう。
歪なこの形からなんとかまとめあげ苦しい間2sを最終的につもる。
f:id:zmatome:20171009201436p:plain
三元役も視野に、2sに手をかける人もいるだろう
が、数牌の切り出しを送らせることで河をナチュラルに演出し
他家の役牌の警戒レベルを下げる
これが258sと切り出されてしまうと
出ない人からは全くでなくなってしまう。
ついでにいうとここから白中どちらかが鳴けると、モチモチ以外では超高確率でもう片方も鳴ける事が多い。
三元牌がAABBCとあれば、ぎりぎりまで三元役を見る分、通常よりもはるかに警戒度合いを下げることができる。
そして時は進み
f:id:zmatome:20171009201506p:plain
最終的にはしっかりと染めにまとめあげてこの6オール。これはなかなか踏めそうで踏めない手順に見えて
裏目を引くこともあるが発の場所がなかなかに良く思う。
f:id:zmatome:20171009202159p:plain
スルーしてもあがれる見込みが薄いので
天鳳特有の「ラス目の仕掛け」を利用して局を長引かせつつラス親をまずは持ってきたい。
南が鳴ければまずまずあがれそうだが
南を切ってくる家もそこそこ手が入っていることを一応意識の中に忘れてはいけはい

f:id:zmatome:20171009202526p:plain
仮に8pが1枚切れていても21s払いがよく思う。
特に「仕掛けの効く連続形」の連続部分は一般手にも増して価値が高い。
本局の場合、いわずもがな白ポンからの1m面子化の多面移行が偉すぎる。

f:id:zmatome:20171009202837p:plain
細かい部分だか、たまにミスりがちな5p>2pの典型例。
片筋が通ってる場合の外側内側の選択は、内側を切るべき。
イメージというと28pに対しての5pと
5pに対しての2pどっちが切りやすいですか?みたいな話。ささるなら間2pの方が実践面では多く
たまにある赤5辛みのシャボ、ちーとい赤単もあるが
今回の場合赤が自手にある以上その懸念要素は無い。

攻撃面を拝見したところ
①先切りはほとんど無く、強者に共通した牌効率の部分に徹底して打っている。
ターツが揃ったら愚形でも崩さず「シャンテン数」を重視。きれいなシャンテンよりリアルのテンパイ。
②仕掛けについては
守備力、攻撃力、スピード
これらが1つで4割
これらが2つで7割くらい仕掛けるイメージだった。
今回見た中では、仕掛けた後の放銃が非常に少なく、仕掛けたから前に行くという無理はほとんどせず
フーロ手だとしても、一巡ごとに変わる場況にかなり柔軟に対応しているようだった。
③シャンテン押しは多いが2枚押しはめちゃめちゃ少ない。
先日びきなーずさんを取り上げさせてもらったけれど、あの押しをみた後だとどの打ち手も日和気味に見えてしまう不思議。

総合
攻撃も守備もフーロも、独特というものではなくわりとシンプル。
先手や強いフーロにはこねくりまわして避わすより、きっちり降りる、きっちり押すハッキリしている。そういう部分ではやや守備傾向が強いように思った。
リーチ基準だけは結構独特な印象で
対追っかけ、残り順数や牌数、良形愚形、それぞれにあまりこだわらず
曲げるところは三段目でも三段目後半でも曲げる所が斬新に感じた。
実際に手合わせもしたけど本当に手強い。
三鳳を打つ方は十分にお気をつけください。


余談
ちなみにSG二留の「SG」は「スマイルごみ」だとは思いませんでした。
f:id:zmatome:20171009211830p:plain
直対データ
…いやあの本当に強いとかそういうレベルじゃないんですが…勘弁してくれませんかねw

御閲覧ありがとうございした。